夜のオムツはずし

· 抗利尿ホルモンの分泌を促進する
· おねしょ3原則
· 夜のおねしょ
· 夜間の排尿機能の発達
· 夜のオムツはずれと体の機能の関係
· 夜のおしっこのメカニズム

抗利尿ホルモンの分泌を促進する

おねしょには、トレーニングが通用しないとわかったら、夜のおしっこの量を減らしてくれる『抗利尿ホルモン』に頑張ってもらうようにしましょう。

昼間元気に遊んだり、午前中にしっかり水分を取って、午後から控えめにし、夕食後はできるだけ制限する(無理な制限をしてしまうと、子どものストレスになったり、健康にも良くないので無理は禁物です)のも方法です。塩分を多く取るとおしっこの量が増え、のども渇き水分を取ってしまうことになるので、塩分取りすぎには注意しましょう。

食事のリズムも大切で、夕食が遅く、食べてすぐ寝ると、眠ってから血糖値が上がり、抗利尿ホルモンの分泌が抑制されてしまうので、規則正しい生活が、おねしょが減っていくための最も効果的な生活指導です。

おねしょ3原則

おねしょの3原則は、「叱らない、焦らない、起こさない。」です。
頑張っている子どもにいつも叱っていると、やる気がなく、無気力な子どもになってしまいます。抗利尿ホルモンの分泌は神経内分泌系の発達によるものですから、精神的な負担やストレスが自律神経系に影響し、分泌を乱すことにもつながりかねませんので、「来るときがくればなくなる」と、気持ちを楽に、焦らないことが大切です。

3原則の中で、『起こさない』という言葉に、疑問をもった方もいるかもしれません。なぜ、起こしてはいけないかというと、夜中に起こしてしまうと、寝ている間に分泌される抗利尿ホルモンの分泌が抑制されてしまったり、おしっこをいっぱいに貯めることで大きくなる膀胱の容量も縮んだ状態のままになり、成長を遅らせることになってしまいます。

夜のおねしょ

おねしょは夜のトレーニングや、ママや子どものやる気だけでは減らせません。
大人がおねしょをしないですむのは、夜、眠っている間に『抗利尿ホルモン』が多量に分泌され、おしっこを濃くし、量を減らしてくれることと、おしっこを朝まで貯えておける大きな膀胱の容量があるからです。
子どもも同じ。抗利尿ホルモンの分泌が促進され、膀胱が朝までおしっこを貯えておけるだけに大きくならない限り、おねしょは続きます。

夜間の排尿機能の発達

生後6ヵ月頃までの赤ちゃんは、昼と夜の睡眠リズムができていないため、昼夜の区別なく、膀胱におしっこが貯まれば反射的に排尿します。

6ヵ月過ぎ頃から少しずつ、昼と夜の周期的なリズムができ、睡眠も3パターン(午前・午後のお昼寝・夜間)に。この頃から夜間の睡眠中に分泌される抗利尿ホルモン(夜間のおしっこの量を減らし、朝までおしっこしなくていいようにしてくれるもの)が少しずつ多くなります。

5歳から6歳までの期間に、昼間は起きて、夜は寝るという生活リズムが確立。夜間の抗利尿ホルモン分泌量がさらに増え、夜間つくられるおしっこを減らし、膀胱の容量も朝までおしっこが貯められるように大きくなっていきます。

夜のオムツはずれと体の機能の関係

夜のオムツはしつけで改善できるのではなく、生理的なものなので、昼のおむつがはずれても夜だけオムツにしてもいいですし、布パンツでおねしょシートを敷くという方法でもいいです。
夜のオムツは体の機能が整ったら自然にはずれるものなので、焦ったり叱ったりしないで接してあげることが大切です。
朝起きたときにオムツがぬれているかどうかをチェックして、ぬれていないことが10日間くらい続いたら、はずしてみてもいいでしょう。しかし、環境に変化があったときや寝る前に水分をたくさんとってしまってうっかりというおねしょもありますから、ゆっくり焦らず進めていきましょう。

夜のおしっこのメカニズム

夜のおしっこは、昼のおしっことはまったく別のメカニズムがあります。
おねしょをしなくなるためには、夜眠っている間に脳から、抗利尿ホルモン(夜間のおしっこの量を減らし、朝までおしっこしなくていいようにしてくれるもの)が必要なだけ分泌されておしっこの量を減らしてくれることと、朝までおしっこをためておける大きな容量の膀胱が必要です。
夜のオムツはずれは個人差が大きいので、まだまだこの時期にはおねしょはつきものだといえます。体の機能がまだ整っていないためにできないこともあるので、焦らず時期を待ってあげましょう。


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